避妊に失敗してしまった…そんな時こそアフターピルを使おう

2020年02月05日
黄色のカプセル

避妊に失敗したかもしれない、そんなときに望まない妊娠を避けるのに役立つのが、アフターピルのノルレボです。性行為の際に避妊具をつけていなかったり、コンドームが破れてしまったりといったトラブルに加えて、レイプなどの性犯罪被害にあったときに使用する経口避妊薬です。

ノルレボは日本で最初に認可されたアフターピルです。それまで日本に緊急避妊薬が存在しなかったため、ヤッペ法が利用されていました。ヤッペ法とは、高用量のホルモン剤を服用することで排卵を抑制して妊娠を阻止するものです。主にノルゲストレルとエチニルエストラジオールを2錠を12時間以内に服用するといった方法が取られていましたが、緊急避妊薬と比較すると妊娠阻止率が低く、吐き気などの副作用も強く感じられました。

2011年5月に承認されたノルレボは、第2世代の有効成分レボノルゲストレルを配合しており、排卵と子宮内膜の抑制作用により、受精を阻害します。また卵子と精子が受精しても子宮内膜の増殖を抑制することで受精卵の着床を阻害します。性行為から3日以内(72時間以内)に服用した場合の妊娠阻止率は85%と言われており、これはヤッペ法よりも高い数値です。ノルレボは、WHO(世界保健機関)からも必須役に指定されるなど、緊急避妊薬の国際スタンダードとして知られており、日本国内の産婦人科のある病院を中心に処方されています。

ノルレボは病院で処方しているため、服用する際は受診を受けなければなりません。保険が効かないため、全額自己負担となります。飲み方は性行為から3日以内に1錠を服用しますが、必ずしも避妊を約束できません。妊娠阻止率85%は性行為後、3日以内に服用することが前提になっており、性行為から時間を経過するほど阻止率が下がるため注意が必要です。また服用から2週間後に妊娠検査薬で確認してください。

副作用としては、ホルモンバランスが変わることでの予定外の不正出血、頭痛や吐き気に加えて倦怠感を感じる方が多いです。この他にも眠気やめまい、腹痛や下痢などの症状を感じる場合があります。このような服用は1度だけなのでその後の体調は落ち着きます。

ノルレボは、一般的なピルのような生理周期を調整や生理痛など月経に伴う心身への負担を軽減する効果はありません。しかし避妊が失敗したときやレイプなどの強姦被害にあった際に、望まない妊娠を避けるときに役立ちます。必ずしも妊娠を阻止できるわけではありませんが、もしそのような場面にあったら3日以内に病院に訪れて診察を受け、処方してもらってください。